あらすじ
婚儀の祭壇、誓いの三歩手前で婚約破棄を申し渡された製菓伯爵令嬢アメリー。いつも通り相手の口上を内心で毒舌翻訳しつつ見上げた先、新しい婚約者だという「聖女の孫娘」の胸元に光る聖遺物——あれ、うちの窯の飴ですわ。
家門の不始末を裁きに立った氷の公爵の御前で、わたくしは熱い紅茶を一杯所望いたします。偽聖女の奇跡は溶かして暴く、違約金は満額回収、未払いの菓子代もきっちり頂きます。そうして最後に残った「未処理の案件」は翻訳の要らない、まっすぐな求婚でしたの。
一話完結、ざまぁと溺愛の両取りでお届けします。