あらすじ

江戸川プリテンダーホテルで清掃員として働く「俺」は、入口に立つドアマン・百瀬海渡を“モーゼ”と呼んでいた。 自動ドアのセンサーに手をかざすだけ。 正直、いなくても困らない仕事だと思っていた。 けれど、出張でホテルを利用する旧友は言う。 「あの人の『おかえりなさいませ』が聞きたくて、また泊まりたくなるんだ」 その日から、俺は少しだけモーゼを見るようになった。 そして昨日。 俺は確かに、あいつと話した。 今日は、いつもいるはずのエントランス前に、彼の姿はなかった。

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カクヨム
カクヨム2026/06/12
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