あらすじ

昔は優しかった千宙の母は会社で役職持ちになった途端に、「侮られないよう」人目を気にする性格へと変わってしまった。 そんな母に千宙は気を遣う日々。それだけでなく医学部に進学した姉と比較され、「あなたも有名大学に」と強要される息苦しい毎日を送っていた。 受験生の夏。勉強に集中するため千宙は一人で、岡山県星浮き町にある祖母の家を訪れる。そこへ過去から農民、未来からAIロボットが現れた。 二人が揃って口にするのは、 「思い出屋さんはどこ行った?」ということ。 思い出屋さんとは何なのか。 いつから存在し、何を売る店なのか。 何も知らない千宙だったが、亡き祖父の書斎で「思い出屋さん」の出納帳を見つける。 何だか寂しそうな二人を放っておけず、千宙は仕方なく「思い出屋さん」の店主をすることに。そこで「生きていく上で大切なこと、将来やってみたいこと」を見つけた千宙は、進路について母と本音で話す決心をする―― 形だけの「はりぼて家族」が、本音を話し合うため殻を破る物語。思い出屋さんの正体を紐解きながら、幸せだった家族の時間を取り戻すヒューマンドラマ。

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カクヨム
カクヨム2026/06/12
  • 現在の作品星浮く町の思い出屋さん―ちぐはぐな三人の記憶さがし―