あらすじ
過労死した生産技術者・相馬計(そうま・けい)が目覚めたのは、地下迷宮の最深部。彼は「ダンジョンマスター」――魔力を捧げてDP(ダンジョンポイント)に変え、モンスターも罠も地形も、あらゆるものを生み出せる迷宮の主になっていた。
ただし引き継いだのは、前任者が夜逃げした残高2の赤字迷宮。しかも90日後には、敗者が全てを奪われる迷宮同士の殺し合い「淘汰戦」が迫っていた。相手は連戦連勝の格上。
「数字は嘘をつかない。なら――嘘みたいな数字を、作るだけだ」
解析、量産、兵站、地形改造。現代知識と効率化の鬼が、最弱迷宮を辺境最強の「経営体」へ作り変えていく。これは一人の効率厨が、町を育て、大国を呑み、やがて世界の理(ことわり)そのものと対決するまでの物語。