あらすじ

あらすじ 人気アイドルグループ『moonchild』のエース・風花は、秒単位のスケジュールに追われ、今が何月かさえ分からなくなっていた。 ある日、友人に連れられて訪れた路地裏のカフェ『花鳥風月』。4席だけの小さな空間に、季節の花が一輪。BGMは店主が山で録音してきた自然の音。マスターの真司が何も聞かずに出してくれた柏餅とカモミールティーを口にした瞬間、張り詰めていた何かがふっと解けた。 「私、五月を生きてたんだ……」 月に二度の来店が習慣になり、花と料理と言葉を通じて二人はゆっくり近づいていく。でも、春が来る前に別れが来た。 「来ない方がいい」と告げる真司。 5年後。店の前で待っていた風花が扉を開ける。 「お久しぶりです」ではなく、「ただいま、真司さん」と。 テーブルには、5年間ずっと飾り続けたハナミズキが咲いていた。 完結保証

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カクヨム2026/06/12
  • 現在の作品花鳥風月には、まだ春が来ない