あらすじ
ここは全世界と全世界線の境界に存在する混沌の空間――《アンリミテッド》。
そこには唯一の都市《スロープ街》が存在し、マフィア、ヤクザ、神の残滓すら秩序を保っていた。
その秩序の裏で、最も危険とされる組織がある。
拷問専門請負場。
“真実を見抜く種族”である、拷問長官・影牢と、冷徹な助手・玄嶺が属するその組織は、あらゆる犯罪者を影の牢獄へと送り続けていた。
「君は今、嘘をついた」
その一言で、罪人は容赦なく断罪される。
だが、影牢は知っていた。
────嘘と真実は、最も壊れやすく、扱いやすいということを。