あらすじ
東京消防庁ハイパーレスキュー隊長、高村修平。四十六歳。
瓦礫の下から命を救い出す現場では、冷静沈着、判断迅速、部下からの信頼も厚い本物の隊長。
だが私生活では、独身のまま一人暮らし。部下の結婚式で幼い少女に「かわいそう」と慰められた夜、修平はついに結婚相談所の門を叩く。
ところが、現場で鍛えた職業病が婚活ではことごとく裏目に出る。
沈黙は真空になり、会話は防災講習会になり、褒め言葉は勤務評定になる。
それでも不器用に前へ進む修平は、夫を亡くした女性・奈緒と、その息子・駿に出会う。
人を救い、誰かを家族のもとへ帰してきた男が、自分も「帰る場所」を願っていいのか。
鉄壁の消防救助隊長が、婚活と家族づくりに全力で挑む、大人の不器用ラブコメディ。