あらすじ
白い紋章を持つ少年レインは、勇者として王都へ向かうことになる。
彼には、どうしても見捨てられないものがあった。
傷ついた人。
倒れた仲間。
助けを求める声。
レインが白い光を使うたび、誰かは救われる。
ただし、その救いには代償がある。
レインに救われた者は、彼のことを忘れてしまう。
命は残る。
傷は癒える。
けれど、助けてくれた少年の名前だけが消えていく。
それでもレインは、目の前で誰かが死にそうなら手を伸ばしてしまう。
人間だから救うのではない。
味方だから救うのでもない。
死んでほしくないから、救う。
これは、世界を救うたびに世界から忘れられていく勇者の物語。