あらすじ
織原紬(おりはらつむぎ)はその端麗な容姿ゆえ、数多く告白されてきた。しかしとある事情のために恋愛を嫌悪する彼はその全てを振ってきた。
そのことが災いして一部の男子からは妬まれ、女子からは「女泣かせ」と嫌われてきた。だが彼は読書をして自分の世界に籠もることでそれを気にしないでいた。
2年生になってから最初の一月が経った頃、5月という変な時期に転校生がやって来る。
小森胡桃(こもりくるみ)というその少女は極度のあがり症で、誰ともコミュニケーションを取れず、本を盾にしている始末。そんな彼女に興味を引かれた紬は読書という共通の趣味を持ち出して話し掛けることに――
そうして2人の慎ましやかな交流が始まるのだった――