あらすじ

「私、あなたに騙されてあげてるんです」 大手化粧品メーカーでマーケティングを任されている香織(かおり)(27)は、仕事も恋もスマートにこなす、自他ともに認める「デキる大人の女性」。 ある日、新プロジェクトの相棒として、他部署から社内イチの完璧王子・誠二(せいじ)(29)がやってくる。 誰にでも甘い笑顔を振りまく彼だったが、香織は直感していた。 ――「この男の笑顔、全部ビジネス用の作り物だ」 そんなある夜。深夜のオフィスで二人きりで残業中、香織はひょんなことから誠二の「冷酷で、めちゃくちゃ口の悪い本性」を偶然知ってしまう。 秘密を握られた誠二は、いつもの甘い笑顔を消し、香織をデスクに追い詰めて冷たい声で囁いた。 「口封じ、どうしよっか?」 しかし、大人の余裕を持つ香織もただでは起きない。彼のネクタイを引き寄せ、妖艶に微笑む。 「いいですよ。ただし――私を楽しませてくれたら、ね」 本性を隠して完璧を演じ続けたい男と、大人の余裕でその裏を暴きたい女。 「利害の一致」というウソを盾に、二人は夜のオフィスや秘密のBarで逢瀬を重ねるようになる。 「本気になったら負け」の恋愛ゲーム。 冷徹なはずの彼の指先が、キスが、自分にだけ向けられる甘すぎる執着が、すべて嘘だとわかっているのに――香織の心は、その甘口な罠に少しずつ溶かされていって……? 「……お前、俺の前で他の男の話すんなって言わなかった?」 完璧王子のメッキが剥がれるとき、極上の独占欲が暴き出される――。

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小説を読もう2026/06/12
  • 現在の作品嘘つきなキスは、甘口で