あらすじ
三十六歳、独身、元喪女。
頼まれごとは断れず、人生をぐぢぐぢ悩んだまま終えた佐伯千佳は、気づけば異世界の老舗呉服商「青柳屋」の若旦那・青柳千景に転生していた。
男。若旦那。老舗。借金。
人生の配牌、字牌まみれ。
けれど一度死んだ身なら、今度は少しくらい花を咲かせてもいい。
外では粋でいなせな若旦那。
内心では元喪女が麻雀、競馬、プロレス、野球、酒場ノリで大騒ぎ。
困った人は助ける。
でも、自分の店は潰さない。
泣き寝入りなし。自己犠牲なし。
三方が明日も顔を合わせられる落とし所を、粋と算盤で探していく。
異世界人情商い帖、ここに開店。