あらすじ

十七歳のあまり裕福ではないお家に生まれた杏子は、そのまじめさとかしこさを認められて、同い年の梅お嬢様のお屋敷に住み込みでお手伝いさんをしながら、旦那様と奧様のご好意のおかげで、梅お嬢様と同じ名門の女学校に通っていた。(杏子は本当に、本当に感謝をしていた)  今日は女学校がお休みの日なので、朝からがんばって梅お嬢様のお屋敷のお手伝い(広いお屋敷のお掃除にたくさんのお洗濯に豪華な食事のお手伝いなど)をほかのお手伝いさんたちと一緒に(お手伝いさんは杏子をいれて四人いた)していると、「杏子。杏子。どこにいるの?」と、広い古風なお屋敷の縁側のところから、広い緑の庭園を、きょろきょろと見渡している梅お嬢様の声が聞こえた。 「あ、はい! 梅お嬢様。杏子はここにいます!」  そう言って、杏子がぴょこんと庭園の緑のうしろけら顔を出すと、杏子は急いで、梅お嬢様のいる縁側のところまで小走りでいった。

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カクヨム
カクヨム2026/06/11
  • 現在の作品梅お嬢様と杏子。それから大好きな竹お坊ちゃん。