あらすじ
クラシックの規律に縛られ、大人たちの前で「完璧な正解」を弾き続ける天才ピアノ少女、湊亜紀。
孤児院で育ち、地下のライブハウスで血まみれのノイズを叫ぶことしかできない「野良犬」の俺。
住む世界も、匂いも、音楽の価値観も違う。
絶対に交わるはずのない二人だったが、息苦しい無菌室のような軽音部で、
その音は激しく衝突し、やがて一つの怪物のような「共鳴」を生み出していく。
これは、綺麗事ばかりの世界で息を潜める彼女に、血まみれの不器用なノイズ(魂)を手渡す。
現実の軽音部は、軽くない 本当の定義とは何かを梅雨に書きました。
※約8,700字。15分ほどで一気に読み切れる、音楽と感情の青春短編です。