あらすじ
250万人を超えるファンの中で、
彼だけが“会員番号1番”だった。
人知れず家族を亡くし、大人しくも誠実に日々を生きていた高校3年生・天野悠翔(あまの ゆうと)。
彼が心から憧れ、心の支えにしていたのは、6人組アイドルグループ「Lumi:Voice6」のリーダー――**如月天音(きさらぎ あまね)**だった。
まだ彼が中学1年生の春。両親に頼み込んで一番最初にファンクラブに登録し、会員番号「000001」を手にした。
その後、天音宛てに何十通ものファンレターを送り続け、心の距離は少しずつ縮まっていた。
そしてある日、運命が静かに動き出す。
イベント抽選で選ばれた悠翔は、天音と初めて“直接”対面を果たす。
そこで彼女は、こう告げた。
「……会員番号1番、ずっと覚えてたよ」
天音にとっても、最初のファンである彼の存在は、かけがえのない記憶だったのだ。
そこから始まった、誰にも言えない「秘密の恋」。
事務所には絶対に知られてはいけない、アイドルと高校生の“交際0日からの真剣な想い”が育っていく。
図書館での静かなデート、妹たちの気づき、そして週刊誌による交際スクープ。
「ファン」と「アイドル」、その境界線を越えて、ふたりは何度も試される。
それでも天音は言う――
「私の“1番”は、あなたです」
そして迎えたファンイベントのステージ。
彼女は満員の観客の前で、“会員番号1番”の彼と恋に落ちたことを、すべてのファンに伝えた。
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これは、たったひとつの番号から始まった、
世界でいちばん“純粋で、まっすぐな”ラブストーリー。
ファンレターの先で出会った、アイドルと“最初のファン”の恋。
250万人の中で、彼女が選んだのは――「会員番号1番」の君だった。