あらすじ

雪の朝、廃業を決めた老鍛冶ガレンのもとに、一人の騎士が訪ねてくる。 顔に古い火傷を負ったその男・セルウィンが差し出したのは、 半ばから折れた一振りの剣だった。 「打ち直さなくていい。ただ――この鋼を、別のものにしてくれないか」 それは三十年前、ガレンが初めて世に出した剣。 人を斬るために生まれた鋼を、暮らしの道具へと鍛え直す 最後の一夜が、静かに始まる。 火は、ものを壊す。けれど火は、ものを生みもする。 終わりかけた二人の男の、ささやかな再生の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/06/11
  • 現在の作品残り火と騎士