あらすじ
仕事をして、飯を食い、特に目的もなくネットを眺める。
オットーは、そんなありふれたホワイトカラーの会社員――いわゆる社畜だった。
-すべてが変わったのは、ある週末の午後のことだ。
微熱を出した彼は、ただ体を休めるために泥のように眠ることを選んだ。
それが、想像を絶する旅路への入り口になるとも知らずに。
永遠のようでありながら、刹那の瞬きに過ぎない旅。
無意味に思えて、その羽ばたきが時空の彼方にまで波紋を広げる、バタフライエフェ
クトのような旅。
微睡(まどろ)みの中を漂うオットーの足跡を、追ってほしい。
それは、遥か未来の遺物に満ちた異質な光景でありながら、どこか奇妙な居心地の良さを内包した――果てしなく壮大で、ひどく閉塞的な物語。