あらすじ
エルトリア王国王家の唯一の生き残り――リヴィア姫。
その姿はまさしく聖女。
美しく、優しく、慈悲深い。
誰もがそう信じていた。
だが、外見が美しいからといって、中身までそうとは限らない。
祖国を帝国に滅ぼされ、王家を皆殺しにされた彼女が見つけた新たな楽しみ。
それは――復讐だった。
王家の生き残りとして大義名分を掲げ、リヴィアは帝国への反撃を開始する。
忠義に厚すぎる騎士ヴァルノス。
姫の行動を何でも「崇高な決断」と解釈する天然従者カーチャ。
さらに敵だったはずの虐殺将軍ガルドまで仲間に加わり、復讐劇は加速していく。
そして帰還した祖国エルトリアで目にしたのは、帝国に支配され、奴隷のように虐げられる民たちの姿だった。
リヴィアは静かに微笑む。
「では、復讐を始めましょう。まずは井戸に毒を入れますわね」
これは、清楚で可憐な聖女の仮面を被った姫が、外道じみた策略で帝国を追い詰めていく復讐ファンタジー。
なお、周囲は誰一人として彼女の本性に気付かない。
むしろ――その残虐な行為に感動していた。