あらすじ

「フロラベル・ヴェルデ。貴様との婚約を破棄し、国外追放を言い渡す!これは冗談ではない」 王立学園の卒業パーティー。シャンデリアが輝く大ホールの中心で、私の婚約者だったはずのジェラルド第二王子が声を張り上げた。 傍らには何故か桃色のふわふわした髪を揺らし、守ってほしいと言わんばかりに袖を掴む少女がいる。確か平民出身の聖女、メレンだ。 「ジェラルド様……私、フロラベル様に睨まれて怖いですぅ……」 メレンが震える声でわざとらしく呟く瞳の奥には、前世で乙女ゲームをやり込んだ人間だけが持つ歪んだ全能感が透けて見えた。 そう、彼女も同じ外側を知る転生者みたい。 「安心しろメレン。草を生やすしか能のない女、我が国には不要なんだ。どうもでもなる」 ジェラルドが冷たく指差す。 こちらの魔法は植物操作。荒野に芽を吹かせ、作物の病を癒やすから派手さはないが、国の農業を支えてきた自負はあった。 けれど彼はそれを泥遊びと蔑んだ。許せはしない。

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小説を読もう2026/06/11
  • 現在の作品植物魔法なんて必要ないと婚約破棄された令嬢ですが追放先の不毛の地を楽園に変えたらなぜか隣国の華氷皇帝に溺愛されています。皆様お覚悟して報復を受けてください