あらすじ

迷宮は、宝を眠らせる場所ではない。 人の未練、記憶、帰りたいという声を食い、死者の声で次の人間を呼ぶ怪異の穴だ。 ノラ・ヴェイルは、町外れの小屋を拠点にする救助屋。 正式な救助組織には属さず、迷宮に残された者の捜索、応急処置、身元品の回収を請け負っている。 彼女が潜るのは、迷宮を壊すためではない。 最初はいつも、誰かを助けるためだ。 けれど、迷宮が人の声を使い、次の犠牲者を呼び始めた時、ノラは核を奪う。 それは救いであり、違法な後始末でもある。 閉じた穴の向こうには、助かった命と、助けられなかった声が残る。 死者の声で、次を呼ばせない。 これは、救助屋ノラが迷宮を閉じる物語。

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カクヨム
カクヨム2026/06/10
  • 現在の作品迷宮閉葬