あらすじ
双方の利益の為に結ばされた政略結婚。家族に虐げられ、社交界では悪女と呼ばれ、いつしか感情を失った彼女は時期皇帝の元へと嫁ぐ。青薔薇のように美しいと称えられながらも、リリエは愛というものを知らなかった。
「俺の前に顔を見せるな」
そう言われても、リリエは何も感じなかった。
どうせ誰からも愛されないのだから。
けれど、共に過ごすうちにカイは噂と違う彼女の姿を知り、次第に目を離せなくなっていく。
だが、何者かの陰謀によって罪を着せられたリリエは、自ら婚約破棄を申し出て姿を消した。
これで全て終わりのはずだった。なのに。
「やっと見つけた」
目の前に現れたのは、誰よりも私を嫌っていたはずの旦那様で──?