あらすじ
※本作はAIの使用は一切ございません。
その男は婚約者に恋をしていた。
けれども愛したのは別のものだった。
悩みに悩んだ末に彼女に打ち明けた。それが終わりになると思っていたから、悲痛な心の痛みに耐えつつ……
リースベット・マリンドは15歳の夏に婚約をした。
伯爵家の長女として生まれ、ありとあらゆる後継教育を頭に畳み込み、王都の高等学園に入学した。
婿取りには慎重になっていたため春の段階では婚約者はいなかった。
そんなリースベットが後継から外れ婚約者を探すことになる。
婚約者になったのは侯爵令息であるクルト・アッドウィルである。
そんなクルトには愛しているものが既に存在した。
「出来れば君と結婚はしたい。だが、例え君以外との触れ合いをしないとは言え心に別のものを住まわせている男など不愉快だろう……と思ったのだ」
そう告げながらクルトは頭を下げていた。
※クルトにリースベット以外の相手はいません