あらすじ
――授業のチャイムが止んでも、僕らの「音」は鳴り止まない。
誰にも言えない秘密、すれ違う想い、強引な駆け引き。 そんな不器用で、いじらしくて、時に少しだけ背徳的な「恋心」たちが、学校という場所で静かに重なり合う。
学年トップの優等生と、孤独なぼっち男子。 教室の主役の少年と、小悪魔な後輩女子。 透明な存在の少女に手を差し伸べる、学校の王様。 親友という距離感に閉じ込められた幼馴染。 教育実習生に翻弄される、冷めた現実主義者の生徒。 そして、放課後の美術室で理性を溶かされる、禁断の共犯関係。
移動教室の隙間、早朝の屋上、誰もいない準備室。 五時の鐘が鳴っても鳴らなくても、彼らの恋は止まらない。
バラバラなリズムで奏でられる、不揃いで最高に尊い、六つの恋のアンサンブル。