あらすじ

「君たちは完全に『債務超過』だ。物理的に負けたのではない、経済闘争で私に敗北したのだ」 神聖なる教会の第四聖騎士団長レオンは、魔王軍に対する泥沼の消耗戦を嫌い、敵の補給線を経済から崩壊させる長期計画を進めていた。しかし、わかりやすい武勇伝と信徒からの搾取しか頭にない無能な上層部によって計画は黙殺され、異端者として追放されてしまう。 予算も地位も奪われたレオンが向かったのは、地下深くの召喚陣だった。彼は魔界の財務を統括する大悪魔アモンを喚び出すと、自らの魂を対価にするのではなく「対等な資本提携」を持ちかける。 それは、悪魔の無尽蔵な魔力とドワーフの技術を掛け合わせた次世代エネルギー『アビス・バッテリー』の開発。 教会の独占資金源である高価な「聖魔石」の価格破壊を引き起こし、既存のエネルギー市場を根底から塗り替える最悪で最強のジョイントベンチャーだった。 圧倒的な性能と低価格を武器に、瞬く間に人間界の経済を掌握していくレオンとアモン。 資金源を絶たれ破綻していく教会、圧倒的なインフラ整備の前に兵站が崩壊し「M&A(完全子会社化)」される魔王軍、そしてついには、信仰心を失いエネルギー不足に陥った天界の神々に対してまで「敵対的TOB」を仕掛けていく。 これは、神に見捨てられた男が、剣や魔法ではなく「圧倒的な知略と資本力」で異世界の理(ルール)そのものを買い占めるまでの、痛快な成り上がり経済ファンタジー。

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小説を読もう2026/06/10
  • 現在の作品神に見捨てられたので、悪魔と資本提携した