あらすじ

雨音とインクの匂い。祖母の形見の万年筆が、私の本当の声を綴り出す。 通知の嵐に急かされ、空気を読むことに疲弊した14歳の美桜が、スマホの沈黙(休符)をきっかけに、おじいさんの四畳半の工房で「質量のある時間」を取り戻していく。 セルロイドを磨く摩擦の熱、樟脳の匂い、そして「心が曲がったら、私が何度でも叩き直してやる」というおじいさんの言葉。 これは、SNS全盛の現代を生きるすべての子どもたち、そしてかつて子どもだった大人たちに届くべき、至高の救済の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/06/10
  • 現在の作品#014『藍墨の心』《美桜14歳》