あらすじ
結婚五周年を祝う夜会の壇上で、伯爵である夫から離縁を言い渡された私。理由は、若くて可愛い「癒やしの令嬢」と再婚するため。
六年間、領地の借金を返し、商売を立て直し、王室納品の契約を取ってきたのは全部私だけれど、夫いわく「家政ごとき、お前の代わりはいくらでもいる」のだそうです。
かしこまりました。では、遠慮なく辞めさせていただきますね。
——三日後、私のもとに王宮から辞令が届きました。
——半年後、傾いた伯爵家の聴聞会で、私を告発する元夫の声が聞こえてきます。
ええ、どうぞ。その告発、こちらで「監査」させていただきます。