あらすじ
卯都木《うつぎ》ナガレ――――職業:魔法少女。
世界に害を為す危険なモンスター『災獣《さいじゅう》』と戦い、人々の命を守るのが彼女の役目だった。
青春の全てを戦いに費やし『英雄』となったのももはや昔のこと。
全盛期を過ぎた今、低級の災獣相手に苦戦を強いられるほどに魔力が枯れかけてしまっている。
引退を考えていた彼女の元に一通の紙切れが届いたのは、そんなある日のことだった。
「魔法を扱う者として、第二の人生を歩みませんか?」
そう誘う言葉が記された紹介状に釣られ、ナガレは呼び出された廃墟のビルへと踏み込む。
身構える彼女を出迎えたのは、人間を捨て変わり果てた魔法の存在。
人獣の特徴を併せ持つ少女達だった。
「改めて問おう。未来の魔法少女達のために、貴方の全てを捧げる覚悟はあるか」
「私の力がまだ役に立つのなら、最後まで使わせてほしい」
彼らの誘いを受け入れて、彼女は魔法少女達の敵になることを選ぶ。
全ては間もなく来る終末の災獣を確実に撃退し、後輩達の死を回避するため。
愛する者達の命、そして世界の存亡を賭け、少女は自ら『怪人』へと堕ちるのだった――――。