あらすじ
放課後、理科準備室のプリンが消えた――
どうでもいい事件のはずだった。
だがその日を境に、“何か”がずれ始める。
クラスにいたはずの生徒の名前が思い出せない。
記録には最初から存在していない。
けれど、確かに“いた”記憶だけが残っている。
自称・探偵の天城のえる。
それに振り回される今野弥一。
そして、別々の違和感を追っていた四人が交差するとき、
一つの結論に辿り着く。
――この学園では、人の存在を“処理”できる。
軽い謎解きのはずだった。
それなのに、真相はどこまでも現実的で、
どこまでも不自然だった。
これは、くだらない事件の先で
少しずつ“本当におかしいもの”に触れていく、
五人の物語。