あらすじ
モリテ、それは貴族や王を守る護衛。
「死んで主を守れ」
モリテにとって主のために死ぬことは名誉な事である。
国王を守るモリテの父。薬屋で働く回復師の母。2人の間に生まれた娘、セイ。
18年目のあの日。セイの人生は突然変わってしまった。
父の投獄、母の失踪。家族を失ったショックがセイを苦しめていく。
父と母との記憶が思い出せなくなったセイは、生きる目的を探す。
回復師としては低級以下の技しか使えないセイ。
それでも痛み分けという奇妙な技を持っていた。端的に言えば、他人のダメージを自分にうつせる技だ。
自分を犠牲にして他を助ける、セイの心の奥には自棄をはらんだ利他的な思いが渦巻いていた。
これはセイがモリテとして人として、自分を大切にする事を知る物語。