あらすじ
現代日本には、国家が秘かに管理する「特異災害」が存在する。
学校の怪談、都市伝説、妖怪、土地の祟り、そしてSNSで拡散される新しい怪異。
それらは人に語られることで形を持ち、広まるほど強くなっていく。
内閣府 特異災害対策局。
その中でも、対応困難な怪異案件を封じる秘匿部隊が、封異機動班アラハバキである。
廃校に現れる存在しない4階。
削除できない動画。
三度呼ばれる花子さん。
水辺から響く声。
そして、怪異を“物語”として売ろうとする者たち。
懐かしい怪談は、スマートフォンの画面の中で新しい恐怖へと変わっていく。
怪異を殺すのではなく、被害を止め、由来を読み、封じ、語りを閉じる。
これは、語られてしまった恐怖に立ち向かう者たちの物語。