あらすじ
ダンジョン配信者たちは、より派手に、より危険に、数字を求めてダンジョンへ潜っていく。
そして当然のように、配信でやらかし燃えていき、炎上案件となる。
俺が所属するのは、ダンジョン配信炎上事案対策班。通称、炎上対策班。
仕事は、やらかした配信者の謝罪配信を裏から支え、罠を解除し、魔物を間引き、段取り通りに炎上を沈めること。目立たず騒がず、黒子に徹する。それが俺たちの仕事だった。
ところがある日、初級探索者の配信者・星宮リンが、俺の装備を勝手に持ち出して炎上する。
謝罪配信の筋書きは完璧だった。
自分の装備で低層ボスを倒し、最後に装備の持ち主と和解の握手をする。
そのために、俺は魔物も罠もルートも、すべて整えておいた。
だが星宮リンは、最後のボス部屋でいきなり必殺技をぶっ放す。
段取りは崩壊。配信は再炎上寸前。
仕方なく俺は彼女を助けるべく、現場に介入する。
減速、鈍化、弱化。地味で、実戦向きの魔法を駆使し、配信映えしないスキルでボスに立ち向かい、トドメを星宮リンに託す。
炎上は沈んだ。
だがその代わり、俺がバズった。
配信中に咄嗟に名乗った名前は「カレイニ・沈目」。
黒衣の騎士だの、地味に強いだの、好き勝手に盛り上がったコメントを見て、会社は俺を広報に使うことを決定する。
「炎上対策班のお仕事を、配信しようと思います!」
やらかす配信者を助けていただけなのに、なぜか裏方の俺が表に出ることになった。
これは、炎上を沈める裏方の地味系最強者が、配信者たちのやらかしを処理しているうちに、なぜか一番バズってしまうお話。
〇生成AIの利用範囲
校正補助及びアイデアの壁打ちに利用しています。