あらすじ
日本であって日本ではない日本。
その名も【大日本帝国】。
第二次世界大戦中のような雰囲気でありながら、文化レベルは限りなく近代的なものである。
そんな大日本帝国は現在、内乱の真っ只中。関東東北連合陸軍と関西九州連盟陸軍との戦争は三十年間も続いていて、一進一退の膠着状態にある。
銃砲火器類や戦車などは同じ物を装備しているので、勝敗を決めるのは軍略と戦闘能力が優れているかどうかだ。
しかし三十年間も戦争を続けていると将兵の数が足りなくなってくるので、両軍共に、とうとう『学徒出陣命令』が下された。満十五歳になる高等学校生には政府(陸軍)から出陣令状が発布され、国立陸軍将兵学校で半年間の訓練を受けて実戦に投入される。
訓練の成績によって、二等兵で投入される者もいれば、最高階級の伍長として投入される者もいる。
しかし彼らは一様にこう呼ばれる。【学徒兵】と。
二年間の兵役を終えて初めて【兵士】として扱われるが、学徒兵のうちは中々に厳しい扱いを受ける事がある。
これは、その学徒兵でありながら最後は少将にまで出世した少年の物語である。
完全に不定期投稿です。