あらすじ

200X年8月…――。とある産婦人科で、真夏にも関わらず、病院内に雪が降るという現象が起こった。それは前例のない、異能力を持った赤ちゃんが生まれた瞬間だった。この出来事は、瞬く間に全世界へと広がり、世界中の人々に衝撃を与えた。しかし、それは決して喜ばしいことではなかった…――。 世界中から注目された初の異能力者である天子は、生まれてすぐに親元から離され、研究施設へと引き渡された。そして、その日から異能力について調べられる毎日が始まる。しかし長い時間を費やしても、一向に天子の異能力は解明されずにいた。やがて天子が6歳になったとき、またも異能力を持った赤ちゃんが生まれ、すぐさま世界中の人々に知らされた。そして、2人目の異能力者が現れたことを引き金に、次々と異能力を持つ赤ちゃんが生まれるようになった。それにより、ようやく天子は、追い出される形で施設から出ることになり、初めて「外の世界」を知る。それから数十年後、20歳を過ぎた天子は、親も知り合いもいないなか、たった1人で生きていき、ようやく普通の暮らしができるまでになっていた。そして現在では、世界中に異能力者が存在しており、珍しいことではなくなっていた。しかし、異能力者が増えたことにより、問題も出てきていた。それは、犯罪発生率の増加。異能力を持たない警察官だけでは、手に負えなくなっていた。しかも、異能力者はまだ10代以下という若者ばかり。つまり、まだ警察官になれない年齢であり、まだ10代の若者が犯罪を犯している世の中だった…――。 この社会問題に対して天子は、「人間扱いしないのだから、自業自得だ」と興味を持たなかった。そんなある日、天子のもとに謎の男がやってくる。天子を知らないと言う男だが、あることに協力して欲しいと頼んでくる…――。 躊躇いながらも、自身の目的のために、協力することにした天子は、少しずつ異能力の謎も解き明かしていく…――。

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カクヨム
カクヨム2026/06/09
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