あらすじ
侯爵家へと嫁いだオルセリアは、夫のグスタヴィオから「愛することはない」と冷遇され、愛妾のリリクスを我が物顔で邸に住まわされる日々を送っていた。耐え忍ぶオルセリアだったが、ある日グスタヴィオから「リリクスを正妻にするから離縁しろ」と告げられる。オルセリアは悲しむどころか、待ってましたとばかりに笑顔でそれを受け入れた。
自由の身となった彼女を迎えたのは、隣国の美しき大公ファルシオン。彼の領地でオルセリアが本来の輝きを取り戻していく一方、オルセリアを失った侯爵家は急速に没落していく。焦ったグスタヴィオが復縁を迫るが、そこには「悪女」と呼ばれたリリクスの、驚くべき真の目的が隠されていた。