あらすじ

王太子アルベルトの婚約者として、未来の王太子妃になることが決まっていた公爵令嬢ルチアーナ。

けれど彼女は、王妃の座にも、甘い恋にも、実はあまり興味がなかった。
本と紅茶を愛し、できることなら静かに自由に暮らしたい――それが彼女の本音だった。

そんなある日、アルベルトから告げられる。

「私には、本当に愛する女性がいる。だが、国のために君との結婚は破棄できない。形だけの夫婦になってくれないか」

普通の令嬢なら泣き崩れる場面。
しかしルチアーナは思った。

――それ、むしろ最高ではありませんこと?

こうして始まった、愛のない“白い結婚”。
しかも夫の恋人リリアは、思いのほか素直で可愛らしい女性で、なぜかルチアーナと親友のような関係になっていく。

夫は恋人に夢中。
妻は自由を満喫。
恋人とは仲良くお茶会。

すべて丸く収まる……はずだった。

ところが、自由気ままに振る舞うルチアーナの強さと優しさに、アルベルトの心が少しずつ揺れ始める。

今さら愛されても困ります。
わたくし、もう白い結婚生活を楽しむ気満々でしたのに。

夫の恋人と友情を育み、自分の居場所を見つけていく王太子妃。
そして、遅すぎる後悔を抱えた王太子。

白い結婚から始まる、少し不思議で、少し甘くて、けれど自由だけは手放さない王宮恋愛譚。

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アルファポリス
アルファポリス2026/06/10
  • 現在の作品〜自由を愛する王太子妃は、愛されても簡単には絆されません〜