あらすじ
「クールな憧れの先輩」の秘密は、植物たちの下世話な噂話が聞こえること!?
横浜のキャンパスに通う朝比奈遥は、周囲から「自立した大人の女性」と憧れられる存在。しかし彼女には、街の植物たちの声──それも人間たちのドロドロした色恋ゴシップ──が強制的に聞こえてしまうという「致命的なバグ」があった。人間不信に陥り、恋愛を諦めていた遥だったが、ある夕暮れ、植物たちから「澄んだ水、静かな風」と絶賛される男・瀬尾遼と出会う。
誰に対しても優しく聖母のようなオーラを纏う遼。しかし彼の心の奥底には、どうしても消えない過去の小さな棘が刺さっていた。
横浜・みなとみらいの美しい景色を舞台に、賑やかな「ボタニカル・ノイズ」に囲まれながら、不器用な二人が少しずつ距離を縮めていく──。切なくも愛おしい、大人のためのビターロマンスファンタジー。