あらすじ
――これは、今からちょっとだけ未来の、日本で女子野球が盛んになり始めた頃のおはなし。
野球界のレジェンドと呼ばれる人が引退後に次々と立ち上がり、女子野球を盛り上げようと奮闘してくれた。
サッカーやバスケ、バレーと同じように、プレイヤーとして女子も野球を楽しんでほしい、と。
プロ野球の試合に女性客を多く招待し、現役選手による野球教室を、女子選手のみを対象に開催し、女子野球部を発足した学校には道具や設備を用意し、女子が野球をすることは普通だという風土を作り上げたのだ。
その結果、女子のプロリーグも誕生し、プロアマ問わず競技人口は少しずつ増えていき、ついに昨年から女子の高校野球でも全国大会が開かれるようになった。
その舞台となるのは野球の聖地とも言われる甲子園球場で、プロ野球のシーズンオフである十一月に行われる。
ゆくゆくは夏の全国高校野球大会のように国中で盛り上がる大会にしたいと、レジェンド選手たちがグラウンドの外から情熱を注いでくれている。
そんな夢舞台を目指し、今もたくさんの球児たちが日々練習に励んでいる。西宮亜子もそのひとり。
これは、野球大好き女子高生が憧れの甲子園を目指して奮闘する青春物語である。
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甲子園出場を目指す女子野球部を描いた青春物語です。
野球に詳しい人でも、よく知らない人でも楽しめるように書いたつもりです。
登場人物が多くて文字だけではなかなか情報が追いきれないかもしれませんが、映像や声、音も想像しながら読んでもらえると嬉しいです。