あらすじ

二〇二七年夏。 人類は滅亡しかけていた。 原因は、体育館に残る“上履きの黒い跡”。 長年踏まれ続けた黒い跡たちは、ついに自我に目覚め、「床の支配権を取り戻す」と宣言。世界中を体育館の床に変え始める。 東京都はフローリング化。 渋谷にはバレーボールコートのライン。 首相官邸にはノンマーキング。 そんな終末に現れたのは、三十四歳無職・沼田ケンジ。 武器は体育館シューズだけ。 踏む。 ただ、ひたすら踏む。 これは、 踏まれてきたものたちの話だ。 黒い跡。 体育館シューズ。 就活に落ち続けた男。 誰にも見向きされなかったものたちが、 世界の終わりで、ようやく出会う。 意味不明なのに、なぜか泣ける。 哲学的なのに、ずっとバカ。 全力ノンマーキング終末小説。

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エブリスタ
エブリスタ2026/06/09
  • 現在の作品体育館シューズだけで世界を救う男