あらすじ

王城の北棟、物置の隣。 そこに「王立魔物相談窓口」という、誰も知らない窓口があります。 職員は、魔物の声が聞こえる受付係・リゼただひとり。人間のお客は開設以来ゼロ。あだ名は「国でいちばんの無駄」。 ある日、王都に古竜が襲来。 「話が通じるんだろう? なら行って話してこい」 意地悪な財務大臣に押しつけられ、リゼは受付板ひとつで竜の前へ。 けれど聞こえてきたのは怒りの咆哮ではなく――『かえして』という、泣き声でした。 竜の苦情を受理して、回答期限は三営業日。 さらにその夜、窓口の呼び鈴を鳴らした次のお客様は……まさかの、魔王様!? 「苦情を言いに来た。――戦争の前に、手続きを踏もうと思ってな」 物置の隣の小さな窓口が、実は三百年前の平和条約そのものだったなんて、誰も知らなかったのです。 書類一枚と受理印ひとつで、国の危機と大臣の悪事をまるっとひっくり返す、地味な受付係の三日間。 意地悪な大臣にはきっちり天罰を。泣いている竜には夕陽を。 そして毎晩通ってくる真顔の魔王様が最後に出した受付票、区分はなんと『求婚』。 ※ざまぁはしっかり、後味はあまあま。 読み切り短編・ハッピーエンド保証です。

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小説を読もう2026/06/10
  • 現在の作品クビ寸前の「魔物苦情受付係」ですが、本日のお客様は古竜と魔王様です ~魔物の声が聞こえるだけの地味な私、書類一枚で国の危機を解決していたら、魔王様に「窓口ごと」求婚されました~