あらすじ
現代に生きる最凶の呪詛師・逢魔 夜十(おうま やと)。彼は「現代の魔力は薄汚れすぎている」と、山奥で世間を嫌い、引きこもって呪術の研鑽に励んでいた。しかし、ある日ネットで「今の時代、魔法や科学武器が最強。呪術とかいう陰気なオワコン(笑)」という書き込みを見てしまい、ちょっぴりプライドを傷つけられる。
「少しは現代のダンジョンとやらに、本物の『呪い』を教えてやるか」
気まぐれで初心者向けの浅層ダンジョンに足を踏み入れた夜十。そこで彼が出会ったのは、世界的な人気を誇る超美少女配信者・星乃 める(ほしの める)だった。彼女は配信中、想定外の「災害級ボス」に襲われ、絶体絶命の危機に瀕していた。
視聴者100万人が見守る中、夜十はため息交じりに、懐から一本の藁人形を取り出す。
「いまどき魔法なんて生ぬるい。――『因果逆転・呪神屠り(いんがぎゃくてん・じゅしんほふり)』」
一瞬でボスを灰(というか概念ごと消滅)にした夜十の姿は、カメラを通じて全世界へ配信されてしまう。
「え、今の魔法!?」「いや、演出だろ!?」「待て、ボスのステータスがマイナスになって死んだぞ!?」とコメント欄は大炎上(大絶賛)。
助けられた「める」は夜十の圧倒的なダークヒーローっぷりに一目惚れし、彼を自分の配信に引っ張り込もうと猛アタックを開始する。
これは、本物の「最凶」が、無自覚に現代ダンジョンを呪い尽くし、世界を震撼させていく物語。