あらすじ

ダンジョンで店を出すなら、火災より怖いものがある。 地面ごと階層がずれる「移震」。魔物襲撃。預かり品の紛失。客の怪我。死亡推定。高額治療。賠償責任。 瀬尾律のスキルは、戦闘向きではない。 スキル名は、〈保険ボード〉。 建物の外観を登録すれば、事故後に復元できる。 家財や装備を登録すれば、消失時に探せる。 傷害医療に入っていれば、金貨百枚の上級ポーションも使える。 ただし、契約していなければ戻らない。 登録していなければ探せない。 事故後に入っても、その事故には使えない。 移震で潰れた商店街。 死んだことにされた探索者。 保険料を狙う暗殺者。 温泉街の浴場事故。 そして、魔王領へ向かう勇者パーティの保険相談。 これは、ダンジョン事故の後始末をする保険屋と、死んだことにされた元探索者の代理人が、契約書とボードを片手に、壊れた店と人間関係を査定していく話。 保険は万能ではない。 でも、契約していれば戻せるものがある。

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カクヨム
カクヨム2026/06/09
  • 現在の作品ダンジョン保険はじめました ~スキル〈保険ボード〉で、事故った宿屋も死にかけ探索者も査定します~