あらすじ

高校二年生の神崎悠真は、どこにでもいる普通の高校生だった。 ある夜までは。 六月の終わり。 幼馴染の朝霧美咲から一本の電話が掛かってくる。 『ねぇ、悠真……変なのがいる』 それを最後に通話は途切れた。 慌てて駆け付けた悠真だったが、美咲の姿はどこにもなかった。 翌日。 学校へ向かった悠真は異変に気付く。 誰も美咲を覚えていない。 教師も、生徒も、家族さえも。 卒業アルバムからも、スマートフォンの写真からも、彼女の存在だけが綺麗に消えていた。 まるで最初から存在しなかったかのように。 そしてその夜。 町は姿を変える。 崩れたビル。 ひび割れた道路。 誰もいない廃墟の世界。 悠真はまだ知らない。 自分達が暮らす世界が偽物であることを。 夜の向こう側に、本当の世界が存在することを。 そして―― 父親が遺したネックレスが、人類の運命を左右する鍵であることを。

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小説を読もう2026/06/09
  • 現在の作品世界の終わりは夜から始まる