あらすじ
2026年3月に出版された新書『宮台式人類学 前提を遡る思考』は間違いなく現代において最も重要な書物である。
我々現代人の思考や行動様式を100万年という単位で遡って再規定し、さらに近年におけるテクノロジーの発展やSF的な想像力を援用し未来までを展望する本書は、今まさに崩壊の一途をたどる日本をはじめとする近代民主主義・自由主義社会を生きるすべての人間に読まれるべきであると確信する。
だがしかし、極めて高い情報密度を有するこの書物は、一度通読しただけではその内容を知悉することは到底困難であり、また多少「ものを知った人間」によって「なんとなく理解した気になって消費」してしまうのもあまりに惜しい代物である。
そこで本連載では、専門家でも研究者でもない一読者である筆者が、本書を精読し、必要に応じて宮台の過去の著作や動画コンテンツなどとも比較しながら、その内容を自分なりに咀嚼していく試みを行う。また、その過程ではAIも補助的な参照先として活用する。
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