あらすじ
高校2年生・薊野翠(あざみの すい)は、両親を無差別殺人事件で亡くす。
絶望の中――
幼い弟から、黒い怪物が生まれる。
それは、人の感情から生まれる異形“禍獣(まがつ)”
何もできず、ただ死を待つだけだった翠の前に現れたのは、
人知れず禍獣を狩る存在――“導神(みちがみ)”だった。
導神は、人ではない。
死と隣り合わせで生きる、異質な存在。
時に人から“疫病神”と恐れられる化け物でもあった。
それでも翠は願う。
――もう二度と、大切な人を失いたくない。
力を求め、“導神”として生きることを選んだ翠は、
やがて感情の闇と、禍獣の背後に潜む“悪魔”へと立ち向かっていく。
これは、
人ならざる者となった少年の、喪失と戦いの物語。