あらすじ

深夜二時十三分。 トラック運転手の俺のカーナビが、今日も勝手に鳴る。 『次の対象まで、二・四キロです』 対象は、現実に疲れきった人間たち。 俺のトラックに轢かれた者は、血も死体も残さず消え、女神の待つ白い空間へ送られる。そこでチートスキルを与えられ、剣と魔法の世界で「主人公」としてやり直す。 彼らにとって、それは救済なのかもしれない。 けれど、運転手である俺だけは覚えている。 人を轢いた感触を。 誰かの人生が「物語」として消費されていく、その気持ち悪さを。 「なんで毎回、俺が轢かなきゃならないんだ」 異世界転生の入口で加害者役を押しつけられてきたトラック運転手が、女神のいる転生ゲートへ逆走する。

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カクヨム
カクヨム2026/06/09
  • 現在の作品異世界トラック運転手は「逆走」した