あらすじ

大学二年の春、主人公の三浦は毎朝同じ駅のホームで見かける女性・佐伯に密かに惹かれていた。人身事故で電車が止まった朝、二人は初めて会話し、それをきっかけに毎朝の七分間だけ話す関係になる。 夏には一緒に海へ行くほど距離が縮まるが、佐伯は来年、北の街の大学院へ進学する予定だと告げる。三浦は本当は寂しいのに、彼女の未来を邪魔したくなくて「行ったほうがいい」としか言えない。そのせいで、二人の間には少しずつ距離が生まれていく。 冬、佐伯の大学院合格が決まり、三浦はようやく自分の気持ちを告白する。佐伯も三浦を好きだったが、彼女は「寂しいと言ってほしかった」と本音を明かす。二人は過去のすれ違いを受け止めながら、付き合うという形より先に「最後にはしない」と約束する。 春、佐伯は北の街へ旅立つ。二人は遠距離になる不安を認めながらも、無理に引き止めるのではなく、寂しさを隠さず伝え合うことを約束する。佐伯がいなくなった駅で、三浦は彼女との記憶を抱えながら、新しい朝へ進み始める。 一言でまとめると、**好きなのに傷つくのが怖くて踏み出せなかった青年が、別れの前にようやく本音を伝え、離れても続ける恋を選ぶ物語**。

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小説を読もう2026/06/09
  • 現在の作品春に沈む駅