あらすじ
最初に言っておく。俺は断じて「マスコット」でも「かわいい癒やし系」でもない。航空宇宙工学科で宇宙のロマンを計算する、硬派な理系男子だ。
なのに、なんで俺の腕の中には、たこ焼きをハフハフ食いながら「美味しいワン!」とか言ってる白い綿あめ(※宇宙人)がいるんだ。
ほんで、なんで大学の裏山から、宇宙の果てまで届く銀色のバカデカい紐が生えとんねん。
――マズい。アメリカの衛星も中国の軍隊も、こっちにカメラ向けてる気がする。
誰か、このモフモフの取扱説明書と、軌道エレベーターの消し方を教えてくれ。