あらすじ
「すぐ帰るから、それまでこの子と待ってて」
母はそう言って、サラに古びた傘を託した。
けれど母は帰ってこなかった。
代わりに帰ってきた父は、名前も、家族も、サラのことも忘れていた。
それでもサラは、父を「お父さん」と呼び続ける。
父もまた、記憶のないまま、娘を守ろうとする。
やがて森で魔物に襲われた時、母が残した傘から蒼い炎が灯る。
それはサラを焼かず、魔物だけを焼き尽くす、ありえない魔法だった。
母を迎えに行くため。
父が残した願いに応えるため。
そして、待つだけの子どもでは終わらないため。
サラは大魔道士《ソーサラー》を目指す。
これは、帰ってこない人を待ち続けた少女が、
それでも自分の足で「迎えに行く」と決める物語。
※第7話までは既に完成したものをカクヨム用に成型でき次第投稿予定です、それ以降は週一回以上の投稿を目指します
※本作は「小説家になろう」「カクヨム」に重複掲載予定です。