あらすじ
「テイマーなのに魔物一匹従えられない無能はいらない」
そう言われ、勇者パーティーを追放されたレオス。
しかし彼の力は、魔物を命令で従わせるものではなかった。
レオスが心を通わせられるのは、森、沼、川、虫、草木、獣道、魔物の群れ――生態系そのもの。
追放先の「死の森」でその力に目覚めたレオスは、森の声を聞き、毒に汚された土地を癒やし、魔物たちと共に安全な拠点を作り始める。
一方、レオスを追放した勇者パーティーは、彼がいなくなった途端、水場選び、野営、魔物回避、進路判断のすべてで失敗続き。
無能だと思われていた男は、実は旅の安全を支えていた最重要人物だった。
これは、魔物を支配できないテイマーが、死の森と共生し、やがて国境までペットみたいに懐かせてしまう、少し変わった追放開拓ファンタジー。