あらすじ

構成︰4話完結 1950年、戦後5年。女子高生の真美子は、今日も遅刻ギリギリで学校の廊下を走っていた。 だが、教室のドアを前にして、彼女の足は止まる。鼻腔を突いたのは、5年前、黒く暗いトンネルに置いてきた「甘くぬるい匂い」。 ナパーム弾に焼かれた街。体と離れ離れになった肉片が纏わりつく、ガラスの髪留め。 「あなたがやったんでしょ。あのビスケット缶で――」 真美子を優しく温かみを持って侵食する母の幻影が、最悪な狂気のトラウマを呼び覚ます。 生き残りの罪悪感(サバイバーズ・ギルト)の深淵で、彼女が顔面に貼り付けた「最高の笑顔」。そして、裏に隠された秘密とは――。 綺麗事で飾られた物語に飽き飽きしたあなたに捧ぐ、地獄の味がするダークサスペンス。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/07/04
  • 現在の作品マーダービスケッツ