あらすじ

夜十一時七分。 シャッターが半分まで下りた頃、地方スーパー《マルカド港南店》のサービスカウンターに、明日の忘れ物が一つ届く。 届くのは、まだ触れない影と、明日の日付が印字された白いレシート。 《品名》 《返却期限》 《来店予定》 《ひとこと》 分かるのは、それだけだ。 翌日、その品は店のどこかで手元から離れるかもしれない。 閉店作業担当の瀬名湊と、サービスカウンターの藤崎梢は、持ち主を探し、手元から離れた実物を、本当に受け取るべき人の手へ戻していく。 未来を救うことはできない。 でも、手遅れになる前に、返せるものはあるかもしれない。 これは、閉店後のスーパーで、誰かの明日を少しだけ拾い直す話。

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カクヨム
カクヨム2026/07/04
  • 現在の作品閉店後のスーパーに、明日の忘れ物が届く